Produce
ただひたすらに美味しいお茶を
『自分たちが最高に美味しいと思えるお茶を追求し続けたい』という思いのもと、お茶づくりを行っています。
お客様に『深緑茶房のお茶が好き』と言って頂けるように、そして『自分たちが心から美味しいと 思えるお茶』をつくるために、深緑茶房にしか作れないお茶づくりを心がけています。 それは、データと人をバランスよく融合したお茶づくりであり、独自のブレンド技術であり、自社の茶葉しか使わないというプライドであり、 飯南町がくれる自然環境のおかげでもあります。 『ただひたすらに美味しいと思えるお茶を追求する』 これからも私達は、自分たちの信じる「美味しいお茶づくり」を行っていきたいと思います。
One Hundred Percent
自社の茶葉100%の意味
私たちは自社の茶葉だけでつくっています。
もしかしたら当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実はこれはお茶業界では珍しいことです。
お茶の問屋さんはもとより、お茶農家にも生の茶葉を仕入れているところがたくさんあります。ただ多くの場合、それらはどこにも表示されていません。そのためお茶を育てているお茶農家とはいえ、そのお茶を本当は誰が育てたのかよく分からない場合があります。
しかし私たち深緑茶房は茶葉を一切仕入れません。つまり、私たちの『深緑茶房』と書いてあるお茶は100%自分たちで育てて作っています。
なぜ私たちは「自社の茶葉100%」にこだわるのか。
それは深緑茶房が目指す理想のお茶に真剣に取り組むためです。やはり誰かに育ててもらうと、どうしても品質にバラツキが出ます。同じ肥料を使い、同じように育てたとしても、全く違うお茶が出来あがってしまいます。
だからこそ私たち深緑茶房は、すべての茶葉を自分たちで育てています。これは、私たちのプライドでもあり責任でもあると感じています。
Technique
1品種から生み出す技術
深緑茶房は1つの品種から様々な味を生み出しています。
それはブレンドによるものではなく、「栽培方法」「加工方法」「焙煎度合い」そして「摘む時期」によって、1つの品種を全く違った味に仕上げています。
お茶には60品種以上あると言われているので、品種別に飲み比べるのも楽しいと思います。
一方で、私たちがおすすめしたいのは「同じ品種の飲み比べ」です。品種による違いではなく、技術で違った味を生み出す。見た目も味も香りも、全くちがったものに仕上がります。
品種をお茶の広さとするなら、私たちはお茶の深さによって「お茶の面白さ」をお伝えしたいなと思っています。
ありがたい事に、品評会などでも私たちの技術は高い評価をいただいています。2006年に国内最高の賞『天皇杯』を受賞しただけでなく、何度も農林水産大臣賞を受賞しています。
過去に胡座をかくことなく、これからどんどん新しい事に挑戦していきたいと思っています。
Brend Technique
独自のブレンド技術
油絵が色を重ねることで絵に深みが増すように、お茶も味を重ねる事によって深みが増すと私たち深緑茶房は考えています。
単体でも充分に美味しいお茶を足し算(いや掛け算)する事によって、複雑で豊かな味わいに仕上げます。
深緑茶房のスタンダード『香小町』は、職人の技術でブレンドしたお茶です。「かぶせ茶」「深蒸し煎茶」「煎茶」のブレンドという、少し珍しいブレンドです。同じ品種で、栽培方法・加工方法の違うお茶を、それぞれにベストな焙煎で仕上げてブレンドしています。
ブレンドには非常に高度な技術が必要になります。理屈や数値の世界ではなく、本当に職人技、勘の世界です。深緑茶房ではこのブレンドを行うのは1人だけ。長年のお茶に携わる事で得てきた経験と知識、そして勘が必要になります。
ブレンドと聞くと「安くて手軽なもの」と思われる方もいるかもしれません。しかしながら、ボルドー地方で「ワインのブレンドこそ生産者の個性の見せ所」と言われるように、私たちも複雑で豊かな味わいを表現するためにブレンドを行います。